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ネズミ関連記事(2014年12月~2015年3月) 
<2015.03.26> 

ネズミ1匹、マンション鳴動・ガス爆発=四川

「ドン!」--。大きな音が響いた。窓が枠ごと吹き飛んだ。窓の外にあった鉄格子も落下した。建物が振動した。マンション2階の1室だ。爆発元の厨房では、天井板がほぼすべてはずれて落ちた。ネズミがガス管をかじり、調理の火が漏れたガスに引火したと見られている。四川新聞網などが、同省広元市で17日に発生したガス爆発事故を報じた。
Qさんはすでに高齢で、夫は病気で入院中だ。息子は付き添っている。家にいるのはひとりだけだった。

午前7時ごろに起き、朝食を作ろうと思った。厨房に行き、ガスコンロに点火した。

とたんに「ドン!」という大音響が轟(とどろ)いた。“空気の壁”がQさんを突き倒した。天井板がQさんの上に落ちてきた。

窓が枠ごと、建物外に吹き飛んでいった。窓の外の鉄格子も落ちた。砕けたガラスが飛び散った。台所内のあれやこれやが建物外に飛んで行った。野菜が弧を描いて飛んだ。建物から約10メートル離れた場所に着地した。ビニール袋などは急速に建物外に押し出されてから、ゆっくりと落ちて、木の枝に引っかかった。

台所の天井板は、ほぼすべて落ちた。照明器具も破壊されて落下した。部品の一部はコードの下に垂れ下がった。

同マンションの隣人によると、強烈な音が響き、その後に建物が強く揺れた。いったん建物外に出て状況を確認し、急いで警察に通報したという。消防とガス会社職員も現場に急行した。

爆発にともない、厨房内の一部の物が燃え始めたが、通報した住人がホースを引いて中に水をかけて、消防などが到着する前に消し止めた。Qさんはドアの変形などで外に出られなくなっており、ベランダ側から消防が救出した。

ガス会社職員が確認したところ、ゴム製のガス管にかじり取られたような穴があった。Qさんによると、数日前から家の中で大きなネズミを見かけるようになったという。そのため、ネズミがガス管をかじって穴をあけたとみられている。

朝食を作ろうとした際に「ガスか石油のような臭い」を感じたが、まさかガス漏れとは思わなかったという。

爆発を起こした部屋の周囲に、多くの住人が集まってきた。消防士が人々に、「ガス漏れを感じた場合には火の気を避ける」、「窓やドアを開けるなどで換気する」、「通報する」など、ガス使用についての安全知識の基礎を改めて説明して、注意を促した。

作業が一段落して警察や消防は引き上げることになった。Qさんの息子はまだ病院から戻れないため、隣人の家にしばらくいてもらうことになった。同爆発でけが人の発生は伝えられていない。

2014/12/19 サーチナ)

 

英国:大きい「変異」ねずみ、収容施設を閉鎖に追い込む

英紙「デイリー・ミラー」の19日付の報道によると、イギリスのあるホームレス収容施設で、ねずみ害が発生した。その数量は多く、長いものの大きさは約60cmと驚きである。住民たちはねずみ害に悩み、次々と引っ越した。収容施設は一時閉鎖を余儀なくされた。

収容施設に住んでいた25歳の母は「3歳の娘のベビーカーを階上に置き、ねずみが這い上がるのを防ぐ。これらのねずみは走り回り、大きな音でドアを閉めたとしても、ねずみは見るだけで驚かない。当局は対策を取ると約束したが、効果はなかった。殺鼠剤設置で、ねずみの死骸の臭いがする。ただ、ねずみは耐性を生むみたいだ」と語った。

ねずみ害の原因は調査中。当局は同収容施設を閉鎖し、住民たちを別の場所へ移転させた。

2015/01/20 新華ニュース)


中国:火鍋から”ネズミの死骸”、来店客に40万円の賠償金

四川の火鍋料理店で鍋の中に“ネズミの死骸”が入っていたとして、客が損賠賠償を求める騒ぎが起きた。

ネズミの死骸がどのようにして鍋の中に入ったのかは不明だが、店側は事を大きくしないように総額2万人民元(約40万円)の賠償金を支払ったという。成都商報が12日付けで伝えた。

「もう二度とあんな店には行かない。思い出しても気持ちが悪い」。“ネズミ鍋事件”が起きたのは四川の大手火鍋チェーン・忘情水火鍋の南充市高坪店。インターネット(微信)に当時の状況を書き込んだ男性によると、友人34で昼ごろ店に入り、数種類のメニューを頼んだで食べていたところ、鍋の底にネズミの死骸が入っていたことに気づいたという。

ただ店の担当者は、「ネズミの駆除は定期的に実施しており、どうやって入ったか分からない。店には監視カメラを設置しているが、問題があったテーブルは死角になっていて確認できなかった」と話す。

現在、市の関係当局が調査に乗り出しているが、なぜかネットで被害を公表した男性が自分の書き込みをすべて削除。その男性との連絡も取れなくなっている状態という。

2015/03/15 newsclip.be


雨漏りにネズミ、英国会議事堂の老朽化に警鐘


「ビッグベン(Big Ben)」の名で親しまれる大時計台が付属する英国会議事堂は、華麗な新古典主義(ネオゴシック)様式の建築物だが、老朽化が進みネズミが走り回るなど、至急改修を行わなければ「見捨てざるを得なくなる」と議員らが懸念している。

ビッグベンでは雨天の際には雨漏りがするため、議員たちは紙くず用のごみ箱を使ってしずくを受けている。また凝った石細工の装飾は大気汚染で侵食されている。石綿(アスベスト)による健康被害が常に脅威として存在し、観光客が写真に欠かせない有名な時計台は、直角に対して46センチ傾いている。

議員たちが使うティールームの周りなどではよく、ネズミがちょろちょろしている姿が見かけられ、議事堂内には、ネズミを見かけたら「通報」できるよう「ネズミ・ホットライン」まで開設された。

ジョン・バーカウ(John Bercow)下院議長は先週の演説の中で老朽化問題を取り上げ、最終的に改修費には総額30億ポンド(約5470億円)かかると見積もった。さらに今後10年以内に大規模な改修を行わない限り、議事堂は20年以内に永久に使えない状態となり、国会は別の場所へ移動を余儀なくされるだろうと警告した。

現在の議事堂は、ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)を利用しており、建物はチャールズ・バリー(Charles Barry)とオーガスタス・ピュージン(Augustus Pugin)の設計で1870年に完成した。

国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されている。

(2015/03/09 AFP



【英国】突然変異した巨大ネズミ「スーパーラット」が各地で発見される!約50センチの大きさも 美術館の招かざる客とは…


ノース・ロンドンで猫並みの大きさのネズミが見つかり話題となっている。

1618インチ(40.645.7センチ)もあったと言われるこのネズミは通常の倍以上の大きさもあり、駆除用の薬入りの餌も通用しないいわゆるスーパーラットといわれる突然変異で、レストランなどの商業施設に出没する被害だけでなく、水道管、電気ケーブルを噛むなど様々な被害を起こしている。

実はロンドンだけでなく、近年イギリス本土ではこの進化したネズミが各地で発見されており、スウィンドンで駆除された巨大ネズミは20インチ(約50センチ)もの大きさがあったという。近年、これらの進化した巨大ネズミが増加した理由の一つとして、地方自治体の害虫駆除予算の削減などの影響で十分に駆除できていないことが挙げられており、現状益々増加する傾向にあるという。

2015/02/25 AOLニュース)



市が「ネズミキラー」採用、駆除に本腰 パキスタン


パキスタン北西部にあるペシャワル(Peshawar)市当局はこのほど、市街地でのネズミの駆除を目指し、これまでに約10万匹のネズミを駆除したと主張する男性を担当職員として採用した。

ネズミ駆除専門の「ネズミキラー」になったナシール・アーマド(Naseer Ahmad)さんは月給15000ルピー(約17500円)に加え、一定の任務達成ごとに2000ルピー(2340円)のボーナスを受け取る。

友人の妻がネズミにかまれて入院したのをきっかけに地元で活動を始めたアーマドさんは、ここ17か月の間に10万匹以上を殺したという。

ペシャワル上下水道局のナシール・ガフォール(Nasir Ghafoor)局長はAFPの取材に対し、住宅や店舗内の織物に損傷を与え、食品を汚染するネズミが街中で増殖しているとの苦情が増えていたと説明。そのため「アーマドさんに職員として駆除の仕事に就いてもらうことにした。水道局内にネズミ駆除専門のポストを設けるのは史上初のことだ」と話した。

これまで一輪車を押しながら、ゴム手袋と農具のくわ一本でネズミを駆除してきたアーマドさんは、これからは部下5人を従えて作業にあたることになる。また、他の担当職員を育成するため、研修も行う予定だ。

(2015/02/21 AFP)



ネズミの恩返し行動を発見、人間以外で初


好物のバナナをくれた相手により多く「お返し」かネズミは仲間から受けた親切を忘れず、恩返しをするらしいという研究成果が先週、英王立協会の専門誌『バイオロジー・レターズ』に発表された。こうした行動が人間以外で観察されるのは初めてと、論文の共著者でスイス、ベルン大学の行動生態学者ミハエル・タボルスキー氏は言う。

ネズミが互いに協力し、助け合うことは既に知られているが、目先の利益がない場合は仲間に見返りを与えたりすることはないと、これまで一般的に考えられてきた。ところが実験でドブネズミは、以前に自分を助けてくれた個体に対して、よく見返りを与えることがわかった。次の機会にも確実に手助けしてもらうためではないかと、研究チームは考えている。

バナナをくれる相手が「上質」実験では、飼育下にあるメスのドブネズミに2種類の餌、バナナとニンジンを与えた。ドブネズミはバナナを好むが、ニンジンをあまり好まない。

まず、2匹のネズミを餌やり役に設定。それぞれの餌やり役がレバーを引くと、囲いの中にいるもう1匹のネズミに一口サイズのバナナとニンジンをそれぞれ与えられるようにした。そうすれば、餌を受け取ったネズミは、2匹のうちバナナをくれた方を「質の高い助力者」、ニンジンをくれた方を「質の低い助力者」と認識すると予想される。

次に研究チームは、餌やり役と受け取る役のネズミを入れ替え、受け取り役だったネズミがレバーを引くと、餌やり役だったネズミにシリアルフレークを与えられるようにした。すると、バナナを与えたネズミのほうが、ニンジンを与えたネズミより早く、回数も多くシリアルをもらえるという結果が出た。恩返し欲求、実は単純か?だが、ネズミは本当に仲間の親切に対して見返りを与えているのだろうか。

タボルスキー氏によると、ネズミは単純な関連付けを行っているという。「この行動には2つの要素が含まれています。個体の認識と、受けた恩恵の質に対する反応です」。後者については、ネズミがより良い餌のある場所に集まるといった行動から明らかであり、前者の個体認識については、ネズミを含む多くの種で広く確認されていると同氏は指摘する。

今回の結果を受け、タボルスキー氏は、他者に報いたいという欲求、そしてこの先も利益を与え合う関係を続けたいという思考回路は「我々が思うほど複雑ではないのかもしれない」と考えている。

受けたサービスに応じて見返りを与える。チップを払うのような考え方が、ネズミの世界にもあるのだろうか。

2015/03/02 ナショナルジオグラフィックニュース)



燕・給食でネズミ被害か|社会|新潟県内のニュース|新潟日報モア


新潟県内の学校に給食食材を供給している公益財団法人県学校給食会の中越支所(燕市熊森)が、ことし1月13日に燕市内の全小中学校に納品したヨーグルトの容器に、ネズミのかじったような穴が開いていたり、ふんが付着していたりしたことが6日、分かりました。学校職員が配膳前に気付き、燕市教育委員会は全学校での提供を中止、すべて返品していて、児童や生徒は口にしなかったということです。
http://www.niigata-nippo.co.jp//nation/20150307167356.html

ふたに穴が開くなどしたヨーグルト 燕・給食でネズミ被害か  県内の学校に給食食材を供給している公益財団法人県学校給食会の中越支所(燕市熊森)が1月13日に燕市内の全小中学校に納品したヨーグルトの容器に、ネズミのかじったような穴が開いていたり、ふんが付着していたりしたことが6日、分かった。学校職員が配膳前に気付き、市教育委員会は全学校での提供を中止、すべて返品した。児童や生徒は口にしなかった。 学校給食会によると、1月13日に各学校に納めたヨーグルトは608ケース(1ケース12個入り)。このうち80ケースで、ネズミがかじったような穴や、ふんが見つかった。 608ケースは1月9日にメーカーから納入…

niigata-nippo.co.jp|作成: The Niigata Nippo

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ネズミ関連記事(2014年8月~10月) 
<2014.12.16> 

シシャモ:汚物、殺鼠剤混入か ベトナム産冷凍品を回収

 山口県生活衛生課は23日、山口県長門市の輸入業者「伊村産業」がベトナムから輸入した冷凍シシャモに、汚物のようなものや殺鼠(さっそ)剤と疑われるものが混入していたと発表した。
 商品名「子持ちからふとししゃも」で、伊村産業は同一ロット品の自主回収を始めた。山口県は伊村産業に対し、同一ロット品の販売中止と消費者へ周知、異物混入の原因究明を指導するとともに、消費者にこの製品を食べないよう呼び掛けている。
 山口県生活衛生課によると、今年5月29日などに輸入された。冷凍シシャモはビニール袋に入れられたうえで段ボール箱に詰められていた。伊村産業から山口県に入った連絡によると、山口県外の複数の小売店で箱を開けた際、汚物のようなものがビニール袋の中に入っていたほか、袋入りの殺鼠剤とみられるものもビニール袋の中にあったという。原産国はベトナム。輸入量や出荷先は調査中という。山口県によると、混入が疑われる殺鼠剤の成分として考えられる「塩化ダイファシノン」は血液を固まりにくくする作用があり、摂取量によっては、頭痛や吐き気、腹痛などを起こす場合があり、重篤化する場合には生命に影響する危険性があるという。
 厚生労働省は全国の検疫所に「子持ちからふとししゃも」を製造したベトナムの「RICH BEAUTY FOOD」社の製品を貨物保留とするよう指示。RICH社の商品輸入者に対し、異物混入がないかどうか全箱確認するよう求めた。【中山裕司、柴山雄太】
(2014/07/24 毎日新聞)


【沖縄】池間島全域に罠設置/野ネズミ被害 被害軽減へ本格調査

 池間島でサトウキビを食い荒らす野ネズミの被害が深刻化している問題で、宮古島市農政課など関係団体は15日、全島での捕獲作業を開始した。島の全域35カ所に仕掛けた罠で野ネズミを捕獲し生息数や生態、分布域を調べながら被害の軽減を図る。捕獲状況は地元自治体が調べて回る。
 野ネズミは宮古全域に生息するが、とりわけ池間島における被害が深刻だ。同じ宮古地区だが、本島と池間島では被害率にくっきり差が出るという。外来種で雑食のクマネズミがサトウキビを食害しているとみられるが、他地区に比べて被害率が高い原因は分かっていない。
 食害を受けたサトウキビは立ち枯れて収穫できない状態になる。池間島では多くの農家が被害を受けており、中には大部分を食い荒らされて収穫を放棄した農家もいるほどだ。
 被害の拡大を受けて、市農政課など関係団体は駆除対策を強化。薬剤を空から散布したり、人の手でまいたりしているが、目に見える形で成果が表れていないのが現状だ。
 島全体で罠を仕掛ける作業も防除対策の一つ。市農政課や県病害虫防除技術センター、地元自治会が大小2種類の罠を計35カ所に仕掛けた。大きい方の罠はネズミ数匹を捕獲することができるという。餌はトウモロコシ、魚肉、薬剤ヤソヂオンの3種類を入れた。
 罠は常にチェックして捕獲状況を調べる。その上で野ネズミの種類、生態、生息域の実態を分析し、今後の被害軽減策に生かす。
 市農政課では「葉っぱの野積みをしないように」と訴え。野積みされている葉殻がネズミの巣になっている可能性を指摘し、葉殻はそのまま畑にすき込むよう呼び掛けている。
(2014/08/17 宮古毎日新聞)


機内にネズミで運航から除外、エア・インディア機

 インドの国営航空会社エア・インディアの旅客機内で複数のネズミが走り回っているのが目撃され、同機は運航から外された。
 5日のインド紙タイムズ・オブ・インディアによると、乗務員がネズミを目撃したのはニューデリー-コルカタ間で運航していたエア・インディア機。エア・インディアの関係者は同紙に対し、旅客機内の電気ケーブルをネズミがかみ始めるとパイロットが機内のシステムを制御できなくなり大惨事になる恐れがあると述べた。匿名を条件にAFPの取材に応じたエア・インディア関係者は、機内にネズミが出ることは世界中で「よくある現象」であり、ネズミは「どこにだって入り込むものだ」と語った。「ネズミは食べ物のにおいをかぎつけて食品を運搬する車両を追いかけ、機内に入る」という。
 エア・インディア機でネズミが見つかったのは今回が初めてではない。今年2月にはムンバイ発の便がネズミ発見により2時間遅延している。また2009年にはカナダのトロント行きの便でネズミ捕獲のために11時間の遅延が発生した。〔AFP=時事〕
(2014/08/07 時事通信)


荒廃民家のネズミ駆除へ…福島・楢葉

 原発事故で大半が避難指示解除準備区域となり、来春の住民帰還開始を目指している福島県楢葉町は、住民避難で荒廃した民家に住みついているネズミや害虫の駆除と清掃事業を実施する。すでに希望者からの申し込み受付を一部開始しており、早ければ、9月から作業を始める。
 町によると、原発事故後、ほぼ全町民が避難し、多くの民家でネズミや害虫の被害が出ている。このため、町民からは「とても住める状態ではない」といった不安の声が相次いでいる。そこで、町は、国の福島再生加速化交付金を活用して、ネズミと害虫の駆除を実施することにした。ネズミの駆除は、約1か月半~2か月間、町が配布する毒入りのエサや粘着シートを繰り返し設置して行う。同時に専門業者が、床下に殺虫剤をまいて害虫を駆除する。
 ネズミ駆除については、原則として町民が直接作業を行うが、業者の支援を受けることもできる。駆除した後、町民が委託業者に拭き掃除や片付け作業を頼むこともでき、町は15万円を上限に、その費用を補助する。町生活支援課は「なるべく地区単位で申し込んでいただいて駆除効率を高め、早期に帰還できる環境を整えたい」としている。駆除の申し込みは、9月末まで。
(2014/08/03 読売新聞)


ルーブル美術館の招かざる客とは…

 パリのルーブル美術館でネズミが大量発生、庭園をわが物顔で走り回り、関係者を困らせている。美術館の庭園をピクニックに訪れた人たちが捨てたごみがネズミのえさとなり、事態が悪化しているという。美術館は5月から駆除作戦を始めたが、巣穴に入れた駆除剤を掘り起こす動物愛好家もおり、効果は上がっていない。従業員は駆除のため「できることは何でもやる」としながら、庭園は広大なため「根絶は無理」と認めた。(パリAP=共同)
(2014/07/30 産経新聞)


ネズミの死骸に報奨金、前例のない感染症対策 フィリピン

 フィリピン・マニラ北西にあるオロンガポ市が、ネズミの尿を媒介とする致死率の高い感染症の流行を防ごうと、ネズミの死骸に報奨金を支払う対策を始めた。
 オロンガポ市の保健当局者ジェイム・アルカノ氏が6日、明らかにしたところによると、同市ではレプトスピラ症対策として、ネズミを捕獲し殺処分した場合、成体1匹に付き10ペソ(約20円)、子どものネズミなら1匹に付き5ペソ(約10円)が支払われる。発案者はロレン・パウリノ市長で、アルカノ氏によれば前例のない対策だ。
 レプトスピラ症は感染性の細菌性疾患。病原体は動物の尿に存在し、毎年フィリピンを襲う洪水の際に感染する人が多い。人口20万人のオロンガポ市でも昨年9月の洪水で、レプトスピラ症感染が流行している。
 アルカノ氏によると、翌月までに300人以上の住民が感染、10人が死亡したという。
 報奨金対策の期間は1か月間を予定しているが、前週にキャンペーンが始まってから持ち込まれたネズミの死骸はまだ44体だけだという。それでもアルカノ氏は、実際に殺処分できたネズミの数よりも、このキャンペーンで感染症への注目が集まることの方が重要だと語った。
 世界保健機関によると、レプトスピラ感染者の死亡率は5~30%。〔AFP=時事〕
(2014/08/07 時事通信)


豚流行性下痢:ネズミ、職員媒介か 県試験場、ウイルス感染経路を推定--県が調査結果発表 /宮崎

 県畜産試験場川南支場(川南町)で4月、豚流行性下痢(PED)が発生した問題で、県は23日、疫学調査結果を発表した。感染経路について、ネズミが外部から持ち込んだか、舞い込んだウイルスが職員に付着するなどし、媒介した可能性が否定できないとしている。
 最高度の防疫態勢を備える支場での感染を受け、県は宮崎大と共同で「豚の導入・出荷時」「野生動物」「周辺環境」「人」など要因ごとの可能性を精査した。
 記者会見した家畜防疫対策課によると、ウイルス侵入は3月下旬~4月6日ごろ。養豚エリア外からネズミが侵入できる隙間(すきま)が1カ所発見され、分娩(ぶんべん)豚舎内でネズミのふんが見つかったため、体にウイルスが付着したネズミが入り込んだ可能性が浮上。また、当時は支場に近い6農場でもPEDが発生中で、増殖したウイルスが風で養豚エリアに飛び、支場職員やネズミに付着した可能性もあるとみられている。
 分娩豚舎だけで発生した理由は▽子豚用の餌をネズミが好む▽哺乳期の子豚は去勢や歯切りなど職員と濃厚接触する機会が多いなどと推察した。
 対策としてはネズミなどの侵入経路を徹底調査し、家畜伝染病流行時は豚舎間の移動ごとに防護服の消毒をする。年内にも一般農場で活用できる防疫対策を取りまとめる方針。【門田陽介】
(2014/07/24 毎日新聞)


(福島)楢葉のネズミ駆除、応募まだ目標の半数

 来春以降の帰還を目指す楢葉町は、24日から町内の住宅でネズミ駆除を始める。避難指示区域内で過去に例のない大規模な取り組みだが、開始まで1週間を切っても参加が伸び悩んでいる。放置すれば将来の復興の障壁となりかねず、町は参加を呼びかけている。
 東京電力福島第一原発事故でほぼ全域が避難指示区域とされた町では、避難中にネズミが大量繁殖。家の中に巣を作ったり、壁や床を汚物で汚したりする被害が生じたことで、住民の帰還意欲をそいでいる。このため町は「住環境回復支援事業」として、ネズミ・害虫駆除事業を計画。町によると、駆除は業者のアドバイスを受け、住民自身でネズミ捕りを数回室内に設置する。同じ地区の5~10軒単位での集中駆除を町全体で行うことで、ネズミの数を大幅に減らせるという。参加費は無料で、事業費1億9530万円は国の交付金で賄った。
(2014/09/18 朝日新聞)


【沖縄】レプトスピラ症、県内で12人感染 注意呼び掛け

 県健康長寿課は12日、7月末から県内で12人がレプトスピラ症に感染しているとして、皮膚に傷がある場合は河川での遊泳を控えるなどの予防対策を呼び掛けた。同課によると八重山保健所管内で、7月30日から9月12日までの間にレジャーガイドら9人がレプトスピラ症と確定診断された。また同地域の河川でレジャーをした観光客の感染も3例報告されている。いずれも病状は回復した。
 レプトスピラ症は3~14日の潜伏期間後、頭痛や発熱、筋肉痛などの症状が出る。重症化すると腎機能障害や黄疸(おうだん)などを発症し、治療しないと死に至ることもある。
 ことしの報告患者の多くが、裂傷がある状態で遊泳している。河川や滝の生水を飲んで感染した例もあるという。同課は川遊びや農作業をした後2週間以内に発熱などの症状が出たら、すぐに医療機関を受診するよう呼び掛けている。
(2014/09/14 琉球新報)


【福島】「ネズミ駆除事業」着手 楢葉で民家対象、生活環境回復へ

 ほぼ全域が避難指示解除準備区域で来春以降の住民帰還を目指す楢葉町は24日、町内の民家を対象にした屋内のネズミ駆除を開始した。生活環境回復に向けた施策で、町は11月末ごろまでに完了させたい考え。
 同町では長期避難に伴う住宅のネズミ被害が目立ち、住民の帰還意欲の足かせとなっている。ネズミ駆除後は、室内清掃の一部補助も行う予定。町営住宅や津波で流失した家屋などを除く対象約2000世帯のうち、約515世帯が申請(19日現在)。町は今後も申請を受け付ける。事業費は約1億6400万円で、国の交付金を活用する。初日は、民家4軒で実施。
(2014/09/25 福島民友)


【沖縄】感染者、最多の18件 レプトスピラ症 獣医師会が注意喚起

 人間や犬、家畜など主に哺乳類に感染するレプトスピラ症の発生が八重山管内で過去最多の18件(26日現在)に上ることを受け、八重山獣医師会(平田勝男会長)と八重山保健所(崎山八郎所長)は26日午後会見し、感染への注意と、犬からの感染を防ぐためワクチン接種を呼びかけた。
 同獣医師会の土城勝彦獣医師によると、石垣島や西表島で犬への感染が毎年数件確認されており、今年は同会が把握している中で犬3頭が発症。土城獣医師は「ペットから人への感染はごくまれで、(ペットに)型の一致するワクチンを接種すれば予防できる」と話した。
 同保健所健康推進班の宮城雄一主任は「今年は少雨で川や滝の水が滞留し、循環されていないのが原因ではないか」と分析。「皮膚に傷がある場合は河川でのレジャーを控え、症状が出たら、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼びかけた。
 平田会長は「感染者はレジャー従事者が多いほか、観光客も含まれている。10月末まで注意が必要なので、観光業界や団体に周知したい」と述べた。
 レプトスピラ症は病原性レプトスピラを保有している保菌動物の尿などで汚染された土壌や水を飲んだり、皮膚の傷や鼻、目の粘膜を通して体内にウイルスが侵入して感染。感染すると、頭痛や38度以上の発熱、重症になると腎機能障害や黄疸(おうだん)などの症状が現れ、死亡する事例もある。潜伏期間は3~14日間。
(2014/09/27 八重山毎日新聞)



最古のネズミの祖先、中国で化石発見 16000万年前

  • 20130816 12:26 発信地:ワシントンD.C./米国
  • 2枚の頁岩の中に保存された「Rugosodon eurasiaticus」の化石。頭部から臀部(でんぶ)までの長さは約17センチ、推定体重は約80グラムとされる(撮影日不明)。 ©AFP=時事

          

816 AFP】現代のネズミの祖先としては最古とみられる16000万年前の小動物の化石を、中国東部の地層から発掘したとする論文が15日、米科学誌サイエンス(Science)に発表された。動きは敏捷で、木登りや穴掘りができ、ほぼどんなものでも食べられたという。

 北京(Beijing)にある中国地質科学院(Chinese Academy of Geological Sciences)のChong-Xi Yuan氏が率いる米国と中国の共同研究チームの論文によると、「Rugosodon eurasiaticus」と名付けられたこの種は、木登りに適した柔軟な足関節と、動物と植物の両方を咀嚼(そしゃく)できる鋭い歯を持っていた。このような特徴によって、「多丘歯目」として知られる古代のげっ歯類は、地球史上最も長く存在した哺乳類のグループの一つとなることができたという。

 起源を約16000万年前のジュラ紀(Jurassic Period)にまでさかのぼるとされる多丘歯目は、現代のげっ歯類にとって代わられるまで、約1億年にわたり恐竜時代を生き延びた。研究チームによると、その能力は、木の上や地上、地中などを生息地とするさまざまな草食動物への進化を可能としたという。

 Rugosodon eurasiaticusの化石は、中国東部にあるジュラ紀の地層「髫髻山層(Tiaojishan Formation)」で発掘された。論文の共著者、米シカゴ大学(University of Chicago)のZhe-Xi Luo氏によると、ポルトガルで発掘された化石に類似していることから、同じ種やその仲間がユーラシア大陸の広範囲にわたり生息していたと考えられるという。

 Rugosodon eurasiaticusの体重は約6580グラムだったと考えられている。歯と足間接は、進化のかなり初期の段階で発達した可能性が高く、そのことが種の長期間の生存に寄与したのではないかと、研究チームは指摘している。(c)AFP

 



 
 
 
 
   
 
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